複雑な家庭で育った
私の生まれた家庭は一般的にみると複雑でした
基本的には母、兄、私で暮らしていますが
1ヶ月の間に2〜3回、新たな人物が現れます
ドンドンドン!!リビングと言うのも恥ずかしいぐらいの
古い和室のガラス窓を激しく叩く音が響きます(前ぶれなしです)
あー来たよ(私の心の声)
これが私の父です
私の父は、地元では有名な予備校の校長先生
顔は決してイケメンじゃないけど、おしゃれなスーツを着こなし
誰もが振り向く様な車を乗り、人に奢りまくりの派手なパフォーマンスを
する様な人でした
なぜ月に数回しか帰ってこなかったか?と言うと
彼には家族がいたからです
そう、うちの家族はもう一つの家
いわゆる愛人の家
そして、兄と私は愛人の子です
そして彼の凄いところは、私たちに対して
お前たちは隠れたりする必要はない
堂々としてろ!
と堂々と言っていました
私としては、お前が言うなよ!と思っていましたが
今思えば、私たちが生き難くならない様にするための
父の優しさだったのかなーとも思います
父がいない事で寂しいとか、困ったとか思ったことはありませんでした
(もしかしたら、考えない様にしていたのかもしれません)
その分、母が頑張ってくれたんでしょうね
お父さんなんて必要ないよ
と思っていました
そんな家庭で育った為に、私は結婚に対して良いイメージは
なかったし、男性に対しても偏見を持っていました
お金に関しても、父が羽振りが良い時は困ってなかったけど
予備校の経営が上手くいかなくなると、ほとんど家にお金を持ってこなかったので
母が必死で働いていたので、家は貧乏でした
ここで出来上がった私の思い込み
・男は信用できない
・お金に翻弄される
・貧乏でしか生きられない
・結婚は幸せの象徴じゃない
・私は強く生きていかなければならない
・平家のボロい家がお似合い
なんて暗いんでしょう。。。
あーネガティブすぎる
そんな超ネガティブな想いを持ちつつも
どこかで人生は変えられると信じていたのと
母に心配をかけたくない、母を守りたいという想いで
表面上は明るく生きていました
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